やっとめぐり逢えた!働く女子のためのオフィス(職場)ネイル
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私は、ネイルサロン(アリエス)の机です。このサロンに来て、かれこれ4年以上経ちます。たくさんのお客様が私に手を置き、とっても美しい魅力的な指先へと変身していかれました。お客様とnaomiさんの会話を聞くのが毎日とても楽しみで、「今日はどんなお話するのかな?」と、ワクワクしならがら、いつも耳を澄ませてます。

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「すごーい!」「まぢヤバッ!」「あはははははは♪」と、何とも楽しそうなお二人の笑い声が、窓を伝わりお部屋の外まで流れていく、そんな賑やかな雰囲気が大好きな私ですが、もう…、ここには居られなくなりそうです。

ワタシ、昨夜…聞いてしまったんです。naomiさんたちが囁いていた話を。

ワタシは、ナフコのツーワンスタイル飯塚南店に置かれていたのですが、ネイル机を探しに来ていたnaomiさんがたまたまワタシを見つけ、私の「横っ広いスタイル」と「白く輝くボディー」(鏡面仕上げ)が気に入って、めでたくもらわれる事になりました。

ワタシは、ネイル専門のメーカーが取扱う、ネイル作業がしやすく収納もたくさんあるようなネイルサロン仕様の机ではありません。どちらかと言うと、ちょっとオシャレな小さな事務所で、白いノートパソコンを置かれ、スタイリッシュに決めた美しい女性が叩く、キーボードのカタカタ音を延々と聞きながら過ごす・・・そんなタイプの机です。

初めて、アリエスのこのネイル部屋に置かれたとき、「今日から宜しくお願いね♪」と、naomiさんがワタシのこの白く輝くボディーに、横にスーッとゆっくり触ってくれた手の温もりを、今でも思い出します。

しかし、そんな楽しかった日々も、もう終わりです。ワタシは、誰も来ることのない暗くて静かな物置きに移動させられます。先日、naomiさんが旦那さまと会話してました。「今の机はお客様と私の間が若干遠すぎて、お客様の体制が辛そうだから幅の短いものに変えようかと思ってるけど・・・どう思う?」

この会話を聞いてしまったワタシはひどく動揺しました。

「もうワタシは用済みなの?」

「あの楽しかったサロンの雰囲気をもう味わうことができないの?」

「本当にサヨナラなの?」

あと5年、いや10年は頑張れると思ってきたワタシでしたが、ワタシのちょっと太めのボディーがわざわいしてお客様を居心地悪くさせていたのかなと思うと、「それも仕方がないかな?」と思えるようになりました(涙)

そして、物置き部屋へ移動させられる覚悟を決めていた次の日…旦那さまのお父さまが突然現れました。

「あー、ワタシやっぱり運ばれるんだ。」と諦めた瞬間、

『ウィーン、ギュィーン!』

『ギューン、ガリガリガリガリ!』

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「え!?なになに?何が起こっているの?」旦那さまのお父様が、いきなりワタシのボディーをノコがついた大きな機械で切りつけてきました。

まさか?!「物置き行きじゃなくって、バラバラにされてゴミとして捨てられるの?ね?そうなの?」ワタシは愕然としました。物置きならまだ活躍できるチャンスがあるかもしれないと思っていたからです。しかし、バラバラにされては、もうnaomiさんのお役に立てることが出来なくなる。そう思うと悲しくて残念で・・・そんなワタシが最後に自然と出てきた言葉は、「今までありがとうございました!楽しかったです。」でした。

その時です!

「よし!naomiさーん!出来たよー!」と旦那さまのお父様の声がしたと思ったら、naomiさんがお隣の部屋から駆けつけてきて「うわ~!すごくイイー!これでまだまだ使えるわ♪お義父さんありがとう!」とワタシの引っ込んだお腹を見てお礼を言っていました。

そしてnaomiさんが、手術で脂肪吸引しスッキリと引っ込んだワタシのボディー(お腹)をやさしくさすりながら、「これからも宜しくお願いね♪」、と言われました。

その時、ワタシの体は、水の入ったコップを「ビシャー」っと、ひっくり返したときのようにびちゃびちゃに濡れていました。

うれしさのあまり涙が溢れていたんですね。

みなさん、こんなワタシですが、またよろしくお願いますm(__)m